「意外とできる!」
5月11日(日)に行われた春日小おやじの会主催による「自転車教室練習会」は、市内小学校の中でも他に例を見ない取組です。自転車に乗れない又は自転車の運転が不安な4年生児童を対象にしています。当日は12名の子供たちが参加しました。子供たちを教えるおやじの会のスタッフも、毎年、よりよい教え方を工夫しています。
本年度は、おやじの会スタッフ全員で、自転車の運転技能の段階を確認し、まずは、子供が自転車にまたがりペダルでこがずに足で蹴って進むことを繰り返すことを基本にしてバランス感覚を鍛えることにしました。子供が慣れてきたら、足で蹴るだけでなるべく遠くへ進むことを繰り返していくのです。おやじの会では、ローラー練習器でペダルをこぐ練習をする場や、坂道を利用して下るだけでなるべく遠くに進む練習をする場なども工夫しています。
これらのお陰で子供たちはみるみるうちに自転車の運転技能を上達させていき、1時間も経たないうちに、子供たちがすいすいと自転車に乗る姿が見られるようになりました。子供たちからは「意外とできる!」「乗れるようになって楽しい!」「うれしい!」などの声。参加した子供たちにとって、自転車に乗れるようになったうれしさ、自分を励ましてくれた地域や保護者の皆様の存在は、一人一人の心の原風景になることでしょう。
5月16日(金)に行う「4年生自転車教室」では、おやじの会のスタッフの皆様に、改めて自転車の安全な乗り方を教えていただきます。