ミャクミャクと

5月1日(木)の全校朝会では、子どもたちに大阪・関西万博の公式キャラクター「ミャクミャク」の名前を尋ねてみました。「ミャクミャク」には、これまでミャクミャクと受け継がれてきた人間の知恵を未来につなぐという意味などが込められているそうです。大阪市の夢洲(ゆめしま)で開催されている大阪・関西万博について、「大屋根リング」の他、世界中の国々が未来の暮らしや新しい便利な道具などをパビリオンという建物で紹介していることを話した後、百五十年以上も前にパリ万博が行われた時のことを取り上げ、次の話をしました。

◆日本人として初めて万博に参加した佐野常民(さの つねたみ)という人は、「赤十字パビリオン」を見学し、戦争で傷ついた人々を敵味方の区別なく救う考え方に感動しました。佐野常民は、便利な機械ができることより、人の命を守るための知恵がミャクミャクと受け継がれていくことこそが大切だと考え、日本に赤十字の考え方を取り入れたのです。春日小学校には、JRC委員会という委員会活動があります。JRCとは青少年赤十字という活動のことで、人のために役に立ちたいという気持ちを大切にして、「気づき」「考え」「実行する」ことを目的にしています。人の役に立ちたいという気持ちは、JRC委員会以外の委員会活動も同じですね。4月の地域の代表の方が集まる会議では、各委員会の代表の皆さんが学校のみんなのために頑張りたいことを力強く話してくれました。

職員室入口には「気づき・考え・実行する 青少年赤十字加盟校」のプレートが掲げられています。子どもたち一人一人が自分のよさを生かして、学校の友達や地域のために「気づき・考え・実行する」姿を応援していきます。