本気で取り組む

引き渡し訓練では、ご多用中にもかかわらず多数の保護者の皆様にご参加いただき、誠にありがとうございました。引き渡し訓練にご支援をいただきました安全力育成部、かすがっ子まもり隊の皆様にも重ねて感謝申し上げます。引き渡し訓練に先立ち、子供たちは家庭科室から火災が発生したことを想定した避難訓練を行っています。避難訓練は、非常用放送設備の警報音を用いて行い、火災による煙を吸い込まないようにハンカチで口と鼻を押さえ、「おさない・はしらない・しゃべらない・もどらない」を厳守しながら避難させるようにし、私から子供たちに次の話をしました。

◆ほとんどの人が真剣にハンカチで口元を押さえ、すばやく集まってきていました。ただ、中には「どうせ訓練だ。本当に火事になったわけじゃない」という気持ちで参加していた人もいたように思います。訓練には本気で取り組むことが大事です。災害はいつ起こっても不思議ではないのです。火災が起きた場合、避難にかかる時間が安全を左右します。ながながと説明する時間はありません。また、慌てて廊下を走って逃げると、みんなの命が危険になります。だからこそ、日頃から、放送が鳴ったら静かに聴くこと、ハンカチを持ってくること、廊下を走らないことが、自分の命、みんなの命を救います。

今回の避難訓練や引き渡し訓練を振り返り、ご家庭でも改めて災害に対する備えについて話し合う時間をもっていただければと思います。