きっぱりとことわる
人として行ってよいこと、行ってはならないことをしっかりと区別したり、判断したりする力は、子供たちが幼い時期から徹底して身に付けていかなければならないことです。本校の教育目標は「地域を愛し、たくましく生き抜く子供の育成」ですが、よいこと、正しいことについて、人に左右されることなく、正しいと信じるところに従って誠実に行動することは、子供たちが価値観の多様な社会を「たくましく生き抜く」上で大切な態度です。6月11日(火)、4年生の道徳科の授業を参観しました。「きっぱりとことわる」ことを題材にしたお話を通して、正しいことを行えないときの後ろめたさ、信じることに従って正しいことを行ったときの充実した気持ちを考え、正しいと判断したことは自信をもって行い、正しくないと判断したことは行わないようにする態度を育てるねらいです。学習を通して、子供たちは「今まで断りにくかったけれど、これからははっきりと断り、注意もできたらと思う。」、「人が嫌がることをしている人を見かけたらどんな人でも必ず注意しようと思う。」等、これから大切にしたい心について考えました。当日は教師の授業研修の機会として、市内や市外の小学校からもたくさんの先生方がお見えになり、子供たちの様子を見ていただきました。学校・家庭・地域で、子供たちが、物事の善悪についてしっかりと判断し、自分の役割と責任を意識しながら、正しいと信じるところに従って行動する姿を励ましていきましょう。