世界はもっと平和になる
3年生の教室では子供たちが国語の時間に「ちいちゃんのかげおくり」という物語を学んでいました。3年生の国語の教科書には、他にも戦争が描かれた物語が紹介されています。春日小学校の図書館には「平和学習」のコーナーも設けられています。11月10日(月)の全校朝会では、子供たちに次の話をしました。
◆今年は、「戦後80年」と言われています。日本では、1945年に第二次世界大戦という大きな戦争が終わりました。それから80年が経った、という意味で「戦後80年」と言います。この80年間、日本は平和を大切にしてきました。戦争のときは、たくさんの人が苦しんだり、亡くなったりしました。だから、戦争が終わってからは、もう戦争をしないようにしよう、みんなが仲よく暮らせるようにしようという気持ちで、国をつくりなおしてきました。平和を守るために、皆さんはどんなことができるでしょうか。例えば、戦争を体験した方のお話を聴いてみること、戦争や平和について学ぶことがあると思いますが、平和を守るために、毎日できることもあります。それは、周りの人を大切にすることです。周りの人を大切にするためには、友達の考えを最後まで聴くこと、友達の考えを自分の考えと比べながら聴くこと、違う考えを持っていても、よく話し合ってみることが大切です。小さなことに見えますが、自分からあいさつをすること、友達のよさを見つけることも平和を守ることにつながります。一人一人が互いに思いやりながら毎日を過ごすことで、世界はもっと平和になります。
戦争を知らない世代が増えている今、各ご家庭でも命や平和の尊さについてみんなで考えてみる機会ができるといいなと思います。

