仲間のために
令和7年度前期の学校生活も10月10日(金)に終業式を迎えます。教室の様子を見て回ると、半年前の4月、春日小学校に入学した1年生の子供たち、新しい学年に進級した子供たちが、これまでの学校生活を通して「よく聴き合う」ことを大切にしながら成長してきた姿を見ることができます。1年生の算数の時間。形が異なるペットボトル等に入る水のかさを比べるために、ペットボトルの水を移し替えています。「こぼれちゃった!このペットボトル(のかさ)が大きい」「こぼれないから少ない」「この入れ物が太いから水が多く入る」「(かさを比べるには)同じ入れ物に入れたらいい」。子供たちは、友達と話し合いながら実際に水を移し替える体験を通し、水のかさの意味や比べ方を理解したり、量の大きさの感覚を豊かにしたりしています。この半年間で友達と助け合いながら学びを進めることができるようになりました。また、ふれあいホールでは、5年生が自然教室で行うキャンプファイアーのリハーサルをしています。キャンプファイアーでは、自分が仲間の一員であることを実感し、仲間とふれあう大切さを知ること、体験を通した感動を今後の生活に生かすこと等を学びます。係の子供たちを中心に、厳かな雰囲気の中で行われるリハーサルに私も火の神として参加しましたが、高学年になった子供たちが「仲間のために」を合言葉にしながら当日に向けた気持ちを高めている様子がうかがえます。前期終業式を迎えるにあたり、各学年の子供たち一人一人が自分の成長や学級集団としての高まりを実感できることを願っています。