心のメガネをかけ替える
6月20日(金)の学習参観には、多数の保護者の皆様にお越しいただきありがとうございました。学習参観後には、PTA主催の「子育て応援講座」が実施されました。講師は、本校の学校運営協議会委員の他、おやじの会のメンバーとしてもお力添えをいただいているメンタルカウンセラーの稲岡 淳之(あつし)先生です。稲岡先生は、これまで多くの相談者の話を聴く中で、相談者の人間関係がうまくいかず、自己肯定感が低くなっていることを感じてこられました。そこで紹介していただいたのは、相手のよいところが見える心のメガネにかけ替えるという考え方です。「ほめる」ためには相手が必要になりますが、心のメガネをかけ替えるには、相手を思い浮かべながら、一人で相手のよいところをノートに書けばいいのです。「ほめる」ときには、相手の反応が影響しますが、ノートに書くだけなら相手の感情に振り回されることはありません。実は変わるのは自分自身の見方(心のメガネ)なのですが、相手のよいところをノートに書くことを繰り返すと、嫌なところばかり見えていた相手であっても相手のよいところが見えてきて好きになってくるのです。参加者全員で1分間、身近な人を思い浮かべながら相手のよいところを書いてみました。私自身は自分の子供のことを思い浮かべてみました。限られた時間内でたくさん書こうとすると、当たり前に感じていたことも相手のよさとして意識に上ってくるのを感じました。稲岡先生は、子育てをする大人自身の感情を後回しにしていないかということにも触れられ、ネガティブな感情をノートに書き出すことは心のデトックス効果があることを教えていただきました。これからも子供たちの自立や健やかな成長のために、子育てに関わる様々な取組を共有していけるといいなと思います。